消防学校では外出・外泊制限というものがあります。実際の消防学校ではどのような規則があるのでしょう。

消防学校での外出・外泊について

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 消防学校に入校すると、全寮制となる自治体がほとんどですので外出や外泊に関して規則があります。どれくらいの期間制限がかかるのか?など実際の消防学校での様子をご紹介します。

 

 

 外出制限がかかってしまうと、外の世界から遮断されますので、一定期間家族や彼女や彼氏に会えなくなります。特に彼氏・彼女がいる方、まだ付き合い始めて日の浅いカップルにとっては、これはとても重要なことだと思います。

 

 消防学校では、「外出制限、外泊禁止」というものが実際にあります。私が当時入校していた東京消防庁の消防学校では、入校後2週間は外出禁止の指示がありました。これは入校前のレジュメにも記載されています。外出禁止ですので、近くのコンビニなどに行くことも禁止となります。消防学校の敷地内から一歩も出ることが出来なくなります。

 

 ですので、2週間ずーっと消防学校内で暮らすことになります。話す人、見かける人は全員消防関係者で一般の社会から隔離されることになります。

外出許可が出るまで約2週間

 2週間が過ぎると、週末(金曜日の終業後)から外出許可が下りるようになります。ここでやっと実家に帰ったり、友人や恋人などに会いに行くことができます。ただしまだ外出だけの許可ですので、決められた門限までに寮に戻らなければいけません。門限に遅れるとクラス単位でペナルティが課せられる時もありますので、遅刻は厳禁です。外での飲酒も可能ですので、この時期に同期会などが開かれることも多いです。

 

 入校前に消防学校で必要な物品のリストが書かれた書類が配布されますが、生活に最低限必要なものしか書かれていませんので、追加で購入が必要なものがいろいろとあります。消防学校で必要な日用品などは、売店で買うことも出来ますが種類が限られていますので外出許可が出てから外で買い物することになると思います。

 

 消防学校入校後1ヶ月が経過すると、外泊許可が出るようになります。金曜日の夕方から日曜日の門限時刻まで自由時間となりますので、実家や友人の家など好きな場所でゆっくり過ごせるようになります。※ただし遠方に行く場合は書類を提出する必要があります。

入校前に外出・外泊禁止期間があることを説明しておく

 消防学校に入校すると、ある程度長い期間外出制限がかかりますので彼女や彼氏がいる方はしっかりと説明して、相手に理解してもらうことが大切だと思います。大学や高校の同級生と付き合っていたりすると、相手の方も4月から新社会人となり忙しさのあまりに、すれ違いということもよくあると思います。まして、外出禁止ですので会うことすら出来なくなります。 実際に同期の中でも、消防就職前に付き合っていた人と別れてしまったという人も多くいますので、十分に気をつけいただければと思います。

 

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