数的処理の対策｜消防官採用試験対策室

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数的処理の勉強法

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　数的処理の分野は大きく分けて、数的推理、判断推理、資料解釈の3つに分けることが出来ます。

　数的処理はどの自治体においても非常に出題数が多い分野となっています。東京消防庁の消防官採用試験では毎年、45問中15問ほどが数的処理分野から出題されています。全問題数の30％を占める傾向となっています。

　数的処理は公務員試験受験者の中でも得意、不得意がはっきりとわかれる分野で、苦手という受験生が多いのが実情です。出題傾向に慣れていないと、解答するのに多くの時間を要してしまいます。この数的処理を克服するかどうか、解放のポイントをつかんでいかに点数を稼ぐことが出来るかが、教養試験突破のカギとなります。

　数的処理については、専用の解説書や問題集などが多く出版されていますので、苦手な人は過去問だけでなく解説や解法がかかれた参考書を使用すると良いでしょう。

数的推理

　速さ・時間・距離に関する問題や、図形に関する出題、確率・期待値の問題、方程式や不等式、整数、濃度に関する問題などが出題されます。問題のレベルとしては自治体によっても変わりますが、中学校でやった数学を難しくしたレベルのものが多く出題されます。最近では難易度の上昇が見受けられますので、しっかりとした対策が必要になってきます。

　高校の数学でやるような複雑な公式や知識を要求されるような問題が出題されることは少ないので、解説がまとめられた参考書などを用いて基本事項からしっかりと理解していくことが大事です。

　数的推理の問題のなかには問題文の言い回しなどが複雑なものも出題されるため、文系などで数学が苦手な方は解き方が浮かばず投げ出してしまう受験生も多くいます、数的推理を効率的に解くためにはコツをつかむ必要があります。数的処理の解き方のポイントは繰り返し問題を解き、出題パターンや傾向をよく把握し問題に取り組むことで自然に身についてくるものです。最初のうちは瞬時に解法が浮かばなかったり、解答に時間がかかってしまい苦戦するかもしれませんが、苦手意識を持たずに積極的に問題に触れ合うことが、得意科目にするための最良の方法ではないでしょうか。

判断推理

　　空間把握や暗号解読、集合、論理、立体図の回転・移動などが出題されます。しっかりと問題文を読み解く力が必要な分野で、なぞなぞやクイズ的なイメージを持つとわかりやすいです。数学の公式が必要な問題もありますが、多くは公式などを使用することは少なく、とくに暗号解読問題などでは「ひらめき」のようなセンスが問われる問題も出題されます。

　空間把握などは立体図の移動など数学が苦手な方にはどうしても敬遠されがちな問題も出題されます。しかし、判断推理も数的推理と同様に問題の傾向をしっかりと押さえて、過去に出題された問題や類似問題を繰り返し解いて解法パターンを掴むことが重要なポイントになります。

資料解釈

　文字どおり、資料を読み取る力をみる分野です。いくつかのデータが載っている図表などを示され、設問などに答えていく問題です。計算自体は簡単なかけ算や割り算を使用する場合もあります。小数点の計算も出題されますので、計算に慣れていない受験生は、時間を多く消費してしまったり、あせってえ計算ミスをしてしまう人もいます。他の数的処理の問題に比べて難易度字体は低いので全体としての正答率は高い分野です。合格を目指すのであれば、資料解釈は1問も間違えないようにしてください。

　いかに迅速に計算を行い、正しい回答を導き出せるかがポイントになります。実際の問題でも選択肢の中に、計算ミスにより導かれる解答があらかじめ選択肢の中に配置されているケースもありますので、計算のスピードと正確さが求められる分野です。問題自体は簡単ですので必ず得点していただきたい科目です。

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