消防官(消防士)採用試験の教養試験(人文科学)の勉強方法について書かれたページです。

人文科学の勉強法

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 人文科学の分野では主に日本史、世界史、地理、思想などが出題されます。東京消防庁の過去の出題傾向を見ると3問程度、他の消防官採用試験では6〜7問出題されている自治体もあります。

 

 人文科学分野は自治体によって出題数が大きく異なりますので、受験する予定の自治体の教養試験の過去問題をしっかりと分析して、何問くらい出題されているか確認し、出題される割合に応じてどれくらいの勉強時間を配分するのか、十分に計画を練る必要があります。


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人文科学の範囲はとても広い

 人文科学の出題範囲は、暗記のみで対応できるので、どんな人でも時間をかければ点数は取れるようになります。しかし、かなり広い範囲の知識が必要ですので数ヶ月の勉強でカバーすることは非常に困難です。それぞれの分野(歴史、地理、思想)でも良く出題されるところと全く出題されないところがありますので、勉強する範囲を絞って取り組まなければ時間の無駄となります。人文科学の勉強は、問題数をこなすことも大切ですが、まずは基本的な知識がまとめられた参考書などを使用して、効率的に勉強することがもっとも重要だと思います。

 

 上にも書きましたが、自治体によっては数問しか出題されない場合があります。数問しか出題されないのに範囲は膨大ですので、受験生のかには全く勉強せず捨て教科(科目)にする受験生も多いのではないでしょうか。勉強状況や時期によっては、思い切って捨て教科にするという決断も時には必要ではないかと思います。私が受験した際もあまり時間がなく歴史も得意ではなかったので、過去問に目を通す程度で本試験に臨みました。

 

 ただし、多くの受験生が捨て科目にしているということは、得点差をつけるには絶好の教科といえますので、人文科学を捨て教科(科目)にするかどうかの判断は慎重にしてください。もちろん出題数の多い自治体ではこの限りではありませんし、年度によっては出題数が大幅に変更されるというリスクもあります。

 

 「時間がない!でも、捨て教科にするのはさすがにリスクが高い」と思う方は、日本史だけは勉強をしておく。思想だけは押さえておく。などの勉強方法も良いかもしれません。ある単元に絞って集中的に勉強して、せめてそこの単元だけは解きあとは勘で答える!という作戦も中途半端に範囲を広げて表面上の勉強を行うよりは、得点できる確率が上がるのではないでしょうか。

 

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